自民党には理念がないのか。馬鹿なのか。もう何も見えないのか
2008/06/08
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秋葉原でキチガイさんが通り魔事件。もちろん犯人を殺すのは悪いことだし、犯人は許せない。しかし今回の事件根底にあるのは希望の持てない日本社会に対する絶望感だと思う。犯人は悪名高い日研総業の派遣社員だったらしい。派遣先も当たり前のように最悪なトヨタの子会社。手取りは 20 万ほどはあったそうだが、もちろん今後の保証もない派遣社員で将来的な希望が有るはずもなく、気分が沈むのは当たり前だ。
奇しくもそんな日に売国奴はあまりいないと思っていた自民党の「外国人材交流推進議員連盟」という、民主や公明と同じ売国奴議員連盟が「日本の総人口の10%(約1000万人)を移民が占める『多民族共生国家』を今後50年間で目指す」などと寝ぼけたことを言っている。現に、看護婦をフィリピンかどっかから連れてくるって話が現実になっているのだが、これも根底にあるのは「企業は金をかけない」「企業は金を使いたくない」「でも生産はしたい」という、完全な利益第一主義で国益やら地元のことなどそっちのけで行っているために生じてきていると思う。人間的な営みが出来る最低限の収入を与えているのであれば、人口が減ったり人口が流出するような自体は避けられる。それを「安い金で働く人が減るので、とりあえず人を連れてきて働かそうぜ!」というのは、完全に利己主義である。現在居る人々は「やめたければやめればいいし、安い金でも働きたければ働けばいい。自由にどうぞ、選択肢はあなたたちですよ。職業選択の自由ですよ」っていっけんだまされそうになりますが、言っているのは俺らの条件でなければ雇わないと言うことです。すなわち、あんたらのことは一切考えません。
そんなことをいうと、今の若者も利己主義で金で物を見て高いところにでしか働かないなどと言い出すが、半ば奴隷的に扱っているのはどっちだと言いたい。それに最近は教育費を値上げしたり、非常に教育についておろそかになってきている現状があるのは非常に恐ろしい。旧共産国が知識人を虐殺していたのは記憶に新しいが、現在の日本は金のある一部富裕層だけが市場原理主義の掲げる使命に反する物を生み出さないためにも、知識人を抹殺して言っているとしか思えない。
実際どの主義や宗教においても人間は欲のかたまりなので、有る程度の格差が生じるのは仕方がない。共産主義だろうが社会主義だろうが、上に立つ者( 仕切る者 )が居なければその世界は成り立たないので、長年すれば崩れるのは歴史的にも明らかだ。市場原理主義も登場して 30 年あまり。確実にほころびが見え始め、崩壊に向かっている。そろそろまともな政治家が出てきてほしい。折角の国籍条項のある、自民党と共産党の片方がこれでは、現在の日本というものは終わりに近づいているとしか言わざるを得ない。
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2008 年 06 月
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