時刻表
2003/01/22 Madeira( Funchal ) -> Porto
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最後の朝。今日も卵焼きでした。
朝食を食べた後、すぐに残りのお土産を買いに。昨日の夜にウインドウショッピングをしていると、マディラ刺繍のタペストリーが目に入って、それが凄いほしくなってしまいました。颯爽とその店に着いてよく見るとこの店は TAX FREE がありません。ある方がよいけど、この店ほど刺繍を置いている店が見あたらないので仕方ないので入ってみます。入って物色していると、「ディスカウントしますよ」と言ってくれましたので、色々と値段を聞いているとどうやら全品 30%OFF にしてくれるようです。これは凄い安いです。 TAX FREE を合わせても昨日は 17%OFF でしたが、その倍ほど安くなります。つうか「そんなにリベート取っているのかよ」と思うと同時に「工賃安いなあ」と思いました。でも、なんしか安い方がよいので色々と刺繍を見せてもらい、おばあちゃん宅へあげるものを 1 枚と自分用に 1 枚購入。それと他のお土産品もよく見ると安いので、マディラワインのミニチュアなどを購入。 50 本ほど買いたかったけど、そんなに買うと重くてもう一梱包しなきゃならないので、少しだけに変更。全部で EUR215.30 でした。お店は「AGULHA DE OURO , RUA DAS MURCAS 30 FUNCHAL 」で、昨日の店の並びです。centro のカフェーの並びを入ればつきます。
pensao に帰ってチェックアウトの手続きだけ済ませると、絵はがきをあげるからステイノートに書いてねっておばあちゃんに言われましたので、無茶具茶な英語で書きました。すいません、日本の方……。日本人があほだと思われてしまいますが、一応一生懸命書いたつもりです。あと、日本語でかなり書きましたので読めないでしょうけど、喜んでもらえると思います。それとプリクラも貼ってきました。私の顔が拝めますよ〜。
さて箱詰めです。これが苦労しました。予想より荷物が多い。送り返そうと思っていた衣類などは全く入らず、購入品だけで精一杯でした。重さは多分 20Kg を超えていないと思います。送付できるのは 20Kg までですから、詰め込みすぎはいけません。窓口が優しい人なら仕方ないなあって感じでやってくれますけど、厳しい人ならはねつけられます。箱を持って下に降りるとおばあちゃんがコーヒーでもどう?って言ってくれましたが、とりあえず郵便局に行かなきゃならなかったので、郵便局へと言って出て行きました。向かったのは、Centro にある郵便局。ワインミュージアムや Turismo の並びです。だいたい 15 分ほどかかりましたが何とか着いて待ち札を取りました。で、順番が来て窓口に行くと「扱えない!」との事。そういや、ポルトガルの郵便局って「一般郵便」と「小包郵便」を扱う窓口が違うくて、必ず前者はどの郵便局でも扱っているけど、後者は特定郵便局しか扱っていません。まさか大通りにあるこんな大きな( 窓口が 10 個ほどある )郵便局が扱っていないとは思いもしませんでした。ここでは、 EMS 郵便しか小包は出せませんし、これは糞高いのでやめましょう。ポルトガルから出すと 10 万ぐらいかかります。そんなわけで、小包を出せる郵便局を聞くと 少しだけ中心から離れた噴水の近くにあるようです。また、重い荷物を持って移動です。距離的には 500M ほど離れていると思います。ここは日本で言うと集配局みたいですから小包窓口がありました。順番を待って秤に載せてみると、17.995Kg!絶妙の重さです。これだと 17 〜 18Kg の値段で送付することが出来ます。値段は EUR136.70 と言われまして払おうと財布を見ると……無い。各所でカードが使えるポルトガルですが、郵便局では使えませんので仕方ないから MB( Multi Banco: ATM ですわ )に行って EUR180 ほどキャッシング。そのお金で支払いました。だいたい 15 分ほどかかったのに何もせずに待っている郵便局はすごいと思いました。つくづく思っていたわけですが、物価が上がっていますね。エスクードに直すと、27400 エスクードですから、昔だと 20Kg ほど発送できた料金です。また、日本円が落ちているために、よけい負担に感じます。
さて一番の大仕事を終えて、汗だくになりながら宿に帰るとおばあちゃんから「スープ飲む?」って聞かれたので、飲みますって言うと昼食が出てきました。内容は「スープ( Sopa de Legumes )」「パン 2 つ」「マディラバナナ」「カスタードプリン」「ボーロ(クッキーみたいのです)」「コーヒー」が出てきました。めちゃめちゃ量が多いです。折角消費したカロリーの倍以上カロリーがありそうです。しかし出された以上残すのは良くありません。台湾だと残さないと無礼に当たると言われますが、日本は残すと無礼に当たります。そんなわけで頑張って食べましたが、最後のボーロが甘い。ポルトガル発祥のボーロ(日本では丸ボーロとして売られていますね)ですが、本場はめちゃめちゃ甘いし香料がきついです。砂糖をかんでいるような感じ。それをこれだけ食べた後に食べるのですから、結構きついです。げぶげぶ言いながらも、なんとか頂きました。そして、別れの挨拶をして空港へ向かいます。
空港へは Centro の外れである、ラヴターラス市場に入るとおりのバス停(これは一般用なので注意)から乗りました。空港発は TAP だとタダになりますが、空港行きはなりません。所要 40 分ほどをかけて、空港へ到着。無難にチェックインをすませる予定だったのですが、フラジウタグを付けてって言ったら「鞄を向こうに入れてね」って言われて戸惑いました。どうやら、フラジウタグというのは無くて、割れ物は自分で専用の割れ物用台車に乗せるみたいです。チケットをもらい言われるままに載せて、時間があるので屋上に出ました。ここの空港では唯一 BA だけが、ポルトガル国外の航空会社としては窓口を持っています。他の航空会社は専用窓口はありません。他にはこれから乗る TAP と SATA が留まっておりました。空港の中では、クリスマス飾りの取り外しが行われておりました。ポルトガル人も日本人と同じで模型好きみたいですから、空港にも色々と模型が置かれております。帆船の模型はお土産でもポピュラーなんですよ。ここにもドイツにあったのと多分同じシステムの公衆インターネットがありました。それも、向こうとは違いこちらはテレカで行うことが出来ます。やりたかったのですが、テレカがちょうど切れておりました。キー配列は L の横に c (足の生えたほう) があるぐらいで、ドイツのようにいびつではありませんでした。チェックインをすませると階段を下りてタラップに立ちます。怒られると嫌なので、手っ取り早く写真撮影。
乗ったのは OPO( Porto )行きです。TAP の機内では、行きの SATA と同じくどっきりカメラが流れていました。この国の人はこういうお笑いが好きなのでしょう。スチュワーデスさんは 2 人しか居ず、他は全員スチュワードでした。それも、スーツだしちょっと大変そう。スチュワーデスさんはロングコートでちょっと可愛い。出たのは 15 時便ということもあり、軽食程度のサンドイッチ。訪れた場所の空撮は、とても綺麗に見えました。Machico, Canical, Baia d'Abra そして果ての灯台です。いつか、この灯台に行ってみたいです。これで本当にマディラともお別れですわ。
フライトは 1 時間 50 分でした。Porto に着いたのは 17:40。着陸前は Douro 川沿いを飛びます。Porto 空港は初めてですが、Turismo( 閉まっていました )でカタログを取ると Aerobus があるようです。バスの色が普通のバスト同じのため場所がよくわかりませんでしたが、迷っているとおじさんが教えてくれました。空港を出て、右手にあるバス停の前に泊まるようです。ただ、最終バスが 19:15 ですので、それ以降は通常のバスに乗らなくてはなりません。値段は AeroBus で EUR2.60 でした。
Centro 、すなわちリベルダーデまで 30 〜 40 分。ホテルはパリス( Grande Hotel de Paris )にしました。ガイドブックにも載っていると思いますが、100 年以上の歴史のあるホテルですが内装は改装されて非常に綺麗です。朝食付きで EUR30.00。昔なら絶対に泊まりませんでしたが、今年はマディラでこれぐらい払っておりましたので、感覚が鈍っております。ただ泊まってみてわかったのですが、このホテルは全面禁煙みたいですのでうれしかったです。バーでも吸ってはダメだって。吸う人にはつらいだろうね。古いタイプライターが何気なく置かれていて良い感じ。荷物を置いて、クレゴリス教会に向かい RE バスストップに行こう思いましたが、その変わりように絶句しそうでした。ほとんどの道が片側通行になり、道幅が車一車線分になっています。そして、その横には電車の軌道が敷かれていました。後で知ったのですがポルトはドイツのように、街から車を極力閉め出して全体に低床型電車を走らせる計画のようです。そのため、全ての坂(ポルトは 7 つの坂を持つ街と呼ばれます )に軌道が走っており、まだ完成はしておりませんが、いずれ全てが繋がるようです。計画では 4 路線が計画されており、今は CP の路線を使い郊外に行く 1 路線だけ出来ているようです。そんなわけで、どこも工事工事工事で、観光に来られた人はさぞ残念だと思います。折角の大通りも 5 年前の Lisboa 並にクレーンとほこりよけのバリケードしかありません。市庁舎を見渡す風景が全くありません。ただ、坂道はすばらしく歩きやすくなりました。いままで 1M ほどの幅しかなかった歩道が、現在は電車が通っていないため 5M ほどに広がっており、写真も撮り放題です。三脚を立てても全く邪魔になりません……が、ここの写真は撮りまくっていますので、三脚持ってこなかったから残念なことをしたなあと思いました。教会の前がこんなに広がっているなんて思いも寄りませんでした。手持ちだとぶれますし、下に置くと変なアングルになりました。RE のターミナルも変わっているようで、現在は RE しか無いようです。他の REDM などは他のターミナルに移ってしまい、もぬけの殻でした。 3 年ぶりに来ると変わるもんですねぇ。緑の建物は健在でした。
夕食は 5 年ほど前に Porto に来たとき美味しいよって教えてもらったお店です。場所は余り教えたくはありませんが、パリスのある通りをそのまま上に上がっていって、Redidencial( 3 回ほど、計 8 日ぐらい泊まったことがあります ) が見えたら、そのままその広場を突き抜けてください。そこに見えてくる( RESTAURANTE CASA VIUVA )はずです。メニューはポルトガル語のみ、マスターもポルトガル語しか話せませんが、値段は地元の定食屋って感じなので安いです。それに、いつも地元民でにぎわっております。 3 年前は奥さんのメイド服姿がめちゃめちゃかわいかったわけですが、今年行ったら娘さんがいてこれがまたかわいかったです。Porto と言えば、Vinho Verde の醸造所から近く Vinho Verde Tinto が飲めます。日本などで売られている Vinho Verde は全て Branco( 白 ) ですが、赤ワインの Vinho Verde です。もちろん頼みました。味は、薄めた赤ワインみたいで正直あまり美味しいとは言えないんですけどね。でも、変わっているのですわ。食べたのは、蒸し魚( 結構グロテスクかもね。大衆ポルトガル料理は飾らないこんなのが多いよ。 )と Cardo Verde ですわ。のんびりと良い感じなので、絵はがきも書いていました。全部で 5 枚ほど書きました。おやつにはアーモンドタルトです。香料が強いけど美味しいよ。
店を出てどこかに行こうかと思いましたが、寒すぎる( -2 ℃ )のでホテルへ退散。テレビを見ながら寝てしまいました。
本日の気分:勝手でもなじみの店があるといいなあ:焼き魚,明日のラッキーアイテム:時刻表
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2003 年 01 月
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