御茶義理の人の似非ブログ

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タンブラーグラス

2003/01/19
Madeira( Funchal <-> Pico do Areeiro )
 今日の朝食はベーコンエッグでした。昨日の雨が嘘のように晴れ渡っております。ですから、昨日のリベンジといたしまして monte に行こうと思います。途中、一番大きなカテドラルでは日曜と言うこともあり、大勢の方がお祈りをされておりました。
 もちろんロープウェイから行きますが、ここはなかなかすごかったです。何が凄いかって言うと、「観光客から金を巻き上げるぞ大作戦」が展開されておりました。まずは昨日に不意打ちに遭いましたロープウェイでの搭乗口です。ここで写真を撮られ、屋上で EUR7.00 で販売されます。今日は完璧に予定していたし、カメラマンのお姉さんも覚えていてくれたみたいで、愛想良く綺麗に撮ってくれましたので買いました。ロープウェイ代を合わせると EUR15.50 もかかります。
 本日のロープウェイは昨日とは一転して快晴でしたので、下に通る道もはっきり見えて怖いぐらい。窓も開けることが出来て、写真もくっきりです。ほぼ頂上からでもこの見晴らしです。折角ですから、サアラさんアプ。昨日と違って水滴が無いので、景色が見やすいです。もう一枚横のショットを
 着きましたら、次のぼったくりゾーンは植物園です。ここの入場料は確か EUR9.00 でしたが、マディラワインの試飲付きです。 monte palase って名前なのですが、この時期は正直余り花も咲いておらず良い眺めと言うぐらいしかありません。植物園と言ってもビニールハウスになっているわけではなくて普通に植わっており、見所はこれまた昔金持ちだった人が色々な場所から色々な物を取り寄せてたてた物です。ですから、日本の鳥居や狛犬、中国の布袋などがごちゃ混ぜに並べられております。ポルトガル人はペナ城といいマヌエルとバロック形式が混ざっている教会といいこう言うごちゃ混ぜ形式が好きみたいですわ。ただ、私がそう思ってもヨーロッパでは有名な鯉を飼育している庭園みたいで、色々な雑誌に紹介されている( The BONSAI など )記事の切り抜きがありました。確かに、錦鯉は大量にいました。元は奈良県から仕入れたそうですわ。館は外見綺麗ですが、中は物置になったりブラインドが壊れていたりとやる気がありません。がっかりです。綺麗のはこういう泉ともう一つほこらの中にある泉でした。写真を撮った場所から人一人が通れる道が造られており、真っ暗ですが突き当たりに上から水が落ちてきて取水できるようになっている場所があります。すごい凝っておりここだけはめちゃめちゃ気に入りました。
 次に行くところは昨日はほとんど見えなかった教会です。ここの下から昨日にも書きましたトホガンという乗り物に乗ることが出来ます。教会では 2 枚頼んで写真を撮って頂きましたが、どちらも全然思っていた写真が出来ずに凄い悲しかったです。そういや、ポルトガルに来ているけど自分の写っている教会写真ってほとんど無い気がします。お城だと人の少ないところが多いのですが、教会は町中に建っていることが多いですからね。教会は日曜と言うこともありミサでした。おもむろにミサを聞いてきました、何を言っているのかわかりませんが、教会の独特な音響効果の中で聞いていると嫌でも厳粛な気分に浸れます。ほとんどの場合ミサは土曜日の夜と日曜の朝にあります。
 さて、ここから最後のぼったくり基商売どころトホガン( TOBOGAN )です。トホガンは二人乗りなのですが、一乗車ではなくて一人 EUR10.00 かかります。すなわち二人だと EUR20.00 です。私は一人だったのでポルトガルから来ていたおじさんと一緒に乗りました。このトホガン、最初はポルトガル人らしいおじさんに当たって写真を撮してもらったときに絵になってうれしいなあと思ったのですが、年のせいかめちゃめちゃ遅かったです。凄い残念。だって、だいたい 40 秒間隔ぐらいで動いているのですが 8 台にも抜かされました。爽快感って感じよりは、がんばっているって感じしかしませんでした。後ろのお兄さん達二人のはめちゃめちゃ速かったです。あれに乗りたかったなあ。で、ここでもはじめのコーナーを抜けたところで写真を撮られます。はじめは「ああ、ここで写真を撮れば絵になるなあ」と思ったのですが、違いました。終わったら売りつけられます。値段は EUR10.00 です。ただ 1 枚しかありませんので、他人と乗った場合はどちらかに譲らないとなりません。私は譲ってもらったので買うことが出来ました。ちなみにトホガンの時間も多分早い物だと 10 分ほどで降りきると思うので、デジタルの IT 時代はつくづく凄いなあと関心です。このトホガンの終点から Funchal Centro までは約 2Km あります。歩くかタクシーで降りることになりますが、年老いた方もほとんどが歩いて降りておりました。マップにはもう一段トホガンで降りられるようになっておりますが、多分これは夏の観光シーズンだけではないでしょうか。本日はありませんでした。そういうわけで、写真を買ってすべての観光地を回っただけで EUR44.50 もかかります。ちょっとかかりすぎじゃない?恐るべき観光地って感じでした。
 昼食は、黒板に書いたところ( CERVEJARIA Adega Regional do Velhinho )を選びました。いかにも地元しか来ないって感じの汚いところでしたが、味は確かでした。チヌの丸焼きだと思いますが EUR5.00 でした。どうやら私は裏側に入ったみたいで、表側に行くと Cervejaria になっておりまして地元の人たちが一杯いました。
 昼食を取って十分になったところで、マディラはトレッキングも有名みたいなので山を攻めてみたくなり一番高い山( Pico do Areeiro )に行くことにしました。残念ながらバスはここまで行っておりませんので、タクシーをチャーターするしかありませんのでハンチング帽をかぶったいかにもポルトガルらしいおじさんに声をかけました。これが、なんていうか運命の出会いみたいな感じで、良い人でした。お金がある日本人だからというのもあるとは思いますが、それでも良いおじさんでした。絶対そうだと思います。ただ、ポルトガル語しか話せませんので、あしからず。
 そうそう、ここまでの間に初めて集られました。集られ方も典型的な物で「 You are my frined 」とか訳のわからん事を言われて、ブラジルに電話かけたいから EUR10.00 頂戴とか言われました。もちろん、渡しませんでしたが治安の悪い Lisboa ならまだしも madeira で言われたのは、観光地だなあと実感しました。
 タクシーで山までは EUR25.00 で、4 時間待ちを含めてチップを合わせると EUR60.00 ほどです。少し高いですが、この山は山好きで景色好きなら行くべきです。ここでの写真はデジカメでは私自身とサアラさんしか取っておりませんので、サアラさんばっかりになります。嫌いな方すいません。この日も昼から Funchal は雲が立ちこめてきていたのですが、ここは 1818M という高地のため雲を突き抜けて雲の上に出ます。もちろん、もっと高い雲の場合はダメなのでしょうが本日は幸い足下に雲が見えます。眺めは最高です。それにレキ石って言うんでしたっけ?ひびが入ったら板のように割れる石で構成されており、日本ではあまり見られない光景です。木はあまり生えず、背の低い草が生い茂っているって感じでした。ただ、この山をトレッキングしようと思えば手袋とスニーカーはもちろん出来ればトレッキングシューズ、そしてピッケルはある方がよいでしょう。私はこんな大変だと思いませんでしたので、ただのランニングシューズで行きましたけど、何カ所かは危険な場所がありました。普通に遊びで来られる方は、このSAO SONGALで引き返すようです。ここまではまだ平坦で、滑落の危険性はほとんどありません。しかしこれから先の特に洞窟の中は、水がたまっており足首ぐらいまで浸かりますのでランニングシューズではひとたまりもありませんでした。あと手袋の必要な理由は何カ所か道幅が 30cm ほどしかなく鎖づたいに行かないと 100M ほどフリーフォールできる場所がありますので、素手では危険です。観光マップにもデインジャーエキスパートコースって書かれているのですが、その通りでした( 原文:This is a difficult walk. The most difficult section is the climb that goes from the last tunnel up to the Casa de Abrigo do Pico Ruivo rest house.You will need a flashligt. )。てっきり多分観光用だから大げさに書いているだけで 6Km/3h と言うことなので、そんなにたいしたこと無いだろうなあと思いましたがすごいたいしたことありました。ただ、いかにもよぼよぼっぽいおばあちゃんが歩いてきていたのには驚きました。これを歩ききるとマディラ島の最高標高地 1862M の Pico Ruivo に着きます。ただ私は時間がなかったしあっても夜歩く装備やもし何か起こったときの装備を持っておりましたせんでしたので、途中の Pico das Torres で引き返しました。日が暮れた後の山は非常に怖いですわ。記念に頂上からマルチ萌え〜って叫びました AVI がありますので、知り合いだけに見せますわ。道中には野羊を見ることも出来ました。この洞窟を抜けると、看板があり左手が Pico Ruivo で右手が Pico das Torres です。ここからの帰り道は非常に圧巻です。急な起伏のために階段状に道が造られているのですが、この段が高いため凄い疲れます。それにやはり少しだけ標高が高いこともあって空気が薄いのではないでしょうか?疲れが来ます。多分それとは違い普段の運動不足から来ているのだとは思いますが、その疲労をなくそうとなぜか日本から持ってきた干し柿とルフトハンザで配られるおつまみを食べたところ、一気に回復。果糖の補給は力になるね。
 車に戻ったのは 17:50。マディラの日暮れは 18:30 ほどですからまだ結構余裕がありました。一応時間は 18:00 まで待ってと言っていたのですが、まだ夕日の撮影が出来ていなかったため 19:00 まで伸ばしてって言ったところすんなりと OK と言って頂きました。すごい良いおじさんだと、このときに思いました。そして、とても寒い中夕日の撮影をやりました。手が凍えましたが、綺麗な写真が撮れているとのぞんでおります。これはポジで撮っているので日本に帰らないと結果はわからないけどね。
 日が沈んで Funchal に戻ります。この時間は一斉に帰るので道が混みます。で、ここで適当なポルトガル語で話していたのですが、このおじさんは乱暴な運転もせず、たばこも吸わないので、マディラツアーを頼むことにしました。マディラでは観光バスでのツアーもタクシーの 1/3 ほどの値段でやっているのですが、私は観光バスで自由を拘束さられながら回るというのは嫌いですので、頼んだのですわ。脂臭い車だと嫌だし、なんとなく気が合う方が良いので凄い良かったです。
 町に戻って良いレストランに止めてって言ったら、ロープウェイ近くのところを教えて頂きました。確かにここら辺は良いと思いますが、地元客が全然いないので高いのですわ。ですから、私は昨日に夕食を食べましたところに行きました。が、ここは凄い人気すぎて、一応テーブルは別れているけど、事実上相席になり私は全然気にしないけど、両端の年寄りの夫婦が凄い嫌そうで、右隣の方は出て行きました。確かに洋食を食べるので相席ってイメージは余り無いなあ。食べたのはエビのシェフスタイルです。昨日は黒太刀魚のシェフスタイルで、今日はどういうのを作るんだろうなあと思っていたら、同じ味付けでした。クリームとアメリカンソースです。ちょっとがっかりです。
 その後、全然 Doce( お菓子 ) を食べていないので Cervejaria に行って、お菓子となぜかギネスビールのスタウトを飲む。ポルトガルといえば昔から英国とのつきあいの長い国ですので、その歴史からかこのマディラの観光地近くの Cervejaria には SuperBock とギネスの生を置いて、CORAL を置いていない場所があります。もっともほとんどの飲み屋は CORAL ですけどね。ちなみにギネスで EUR1.50 でした。
 ホテルに帰って買ってきたミニチュアボトルでサアラさんアプ。フラッシュ炊くとラベルが光って見えなくなるので無しで撮影したけど、ちょっと光量不足。さて、お休み。
 本日の気分:マディラの人との出会いはいいな:エビのシェフスタイル,明日のラッキーアイテム:タンブラーグラス

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