Arroz de Mariscos
2003/01/20 Madeira( Funchal <-> Best of West Madeira )
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朝。今日はタクシーをチャーターする日ですわ。なので、絶対に晴れてもらわないと困ります。なんせ、一日 EUR90.00 ですから……。ま、なんとか祈りのおかげかもしれませんが、快晴です。朝食、本日は「ゆで卵」です。ボイルドエッグですね。ポルトガル語では Ovo de Cozida だと思うけど、名詞の活用がぁゃιぃですわ。なんで、女性とか男性名詞ってあるんだろうね。
待ち合わせは Pensao の前です。庭掃除のおじさんと挨拶をして、ハンチング帽をかぶったおじさんすなわちタクシーの運転手さんとご挨拶。大きい仕事だからか知らないけど、ご機嫌よろしいですわ。本日のコースは Pensao -> Camara de Labos -> Pico da torre -> cabo girao -> Ribeira Brava -> Ponta do Sol -> Paul da Serra -> Pico das Urzes -> Remal -> Porte Moniz -> seixal -> Sao Vicente -> Gurtas Sao Vicente -> Pousada dos Vinhaticos -> Serra de Agua -> Pico dos Barcelos -> Pensao です。
まずは、Lido を通って Camara de Lobos へ向かいます。Lido を通っているときには、全部ホテルを紹介してくれましたが見事に五つ星 and 四つ星でした。個人的には別に海沿いは必要ないし、洗濯物を干すとべたつくので、同じ値段を出すならポウサーダの古城の方がかなり萌えですわ。ただ、このへんの五つ星ホテルは値段が一週間単位で決まっており、パシフィックメリディアンでもネットで取れば一日でも一週間でも EUR700.00 ぐらいです。ただし、この閑散期だけだと思いますけどね。繁忙期はもっとすると思います。とてもエクスペンシブよ!
はじめに着いたのは Camara de Lobos。途中、バナナ園があったので前で写真を撮ってもらいました。でも、おじさんはデジカメに大わらわ。全く取るタイミングをつかめないようで、フラッシュが光るすなわちシャッターがおりるまで押せません。 PowerShot40 って AF 用の赤外線が出てから次のシャッターが降りるタイミングまで 2 秒ぐらいありますので、はじめ慣れないとかなり変な感覚です。それと、デジカメってのはポルトガルではまだまだマイナーなようで、驚かれました。出来た写真は見事に悪い手本といえる人物の小さな日の丸写真でしたが、まだコミュニケーションがとれてなかったため、何も言えず「 bem bem( good good )」って言っていました。さて、 Camara de Lobos はいわゆる漁港で、多分灯台が有名なのだと思います。多分というのは、先ほども書きましたがまだコミュニケーションが取れていないので、Turismo に行かなかったのですわ。何か急がされている気がしてね。
次は Pico da torre です。小さな十字架のある、でも凄い急勾配の丘です。 Funchal と Camara de Lobos が壮大な画像としてみると事が出来ます。ここら辺でも写真を撮ってもらいましたが、相変わらず日の丸写真で、まだデジカメに抵抗がありそうな感じ。
その次は世界一の海沿いにある断崖絶壁 Cabo Girao は海抜 580m あります。眺めは最高です。どういったらいいかな、本当に垂直 90 度というより 120 度ぐらいの感覚です。真下には何もありません。ここは有名な観光地みたいで、やはり物売りと物乞いがいました。ポルトガルの物乞いは全然悲壮感漂わず強い(金渡せぼけって感じ)ですが、カトリックの教えか懺悔のためか知らないけど、みなさん気にせず寄付しますのである意味良い商売だと思います。ここは晴れている時に来ないといけませんよ。曇っていると霧のかかる高さにありますので、何も見えません。私のいった時間は快晴でしたが、夕方帰ってくると見事に隠れておりました。Funchal の方を望むとこんな感じです。
坂道を颯爽と下りながら、前のよたよたと走る S.A.M.( マディラのバス )のバスを抜かしていき、高速道路に乗って Rebeira Brava へ。この町は隆起した岩場に囲まれた町で、これまた灯台とその風貌がメインですわ。岩場を上ると町の中心を一望できます。もちろん、教会もあります。Turismo はこの時期閉まっているようです。せっかくカコイイ形をしているのに残念です。マディラの中部では中心となる町ですが、特筆して見る場所があると言うところではありません。
次に、すすっと隣町の Ponta do Sol へ。ここの町は海岸線が綺麗なのと隆起した岩場とのマッチングがポイントみたいです。椰子が植えられていて綺麗で、夏場はいかにも海水浴場って感じの場所です。まあ、逆に言うと今来ても海岸線があるだけでそれだけって感じの場所ですわ。地図はこれ
さて、ここでいったん海岸線が終わり、マディラの真ん中にそびえる山側へ行きます。マディラの山側に行くと一気に曇って来て雨になりました。ものすごく霞んでおりますが、時たま霧の間から覗く絶景は素晴らしい物があります。マディラには風力発電のための風車が所々にありますが、この Paul da Serra にもそれがあり私が通った瞬間ちょうど素晴らしい眺めを伺うことが出来ました。昼食はこの濃霧の中、ここに立っているジャングルレストランという、いかにもぁゃιぃレストランです。内装がジャングルになっており、値段は観光地価格でした。ただ、飲み物は安くてさすがにポルトガルだなと思いました。ここでも CORAL を一杯です。食べたのは Bacalhau Flita して、焼いたやつです。観光地といってもきちんと調理された物なので、美味しかったです。
おなかも膨れたところで、Porte Moniz を目指して高原の一本道を走ります。普段なら気持ちも良いのかもしれませんが、今日は生憎の濃霧。何も見えませんし、車の音だけで静かですからいつの間にか寝てしまいました。起こしてもらったのは Porte Moniz を下界に覗く丘でした。Funchal と違い北側にあるこの海は波が高く、リアス式かな?海岸になっていて、非常に綺麗のが上から見るとわかります。そして、所々青くなっているのは珊瑚礁かと思いましたが違いました。下に降りて、それはわかりました。それは、自然に出来たプールです。この町ですが、見所は先ほどのリアス式部分での波とのマッチング、そして自然のプールとなっている部分の青い海です。ここの写真ですが、ほとんどリバーサルで撮りましたの今はありませんわ。てか、私の写った写真ならいっぱいあるんですけどね。本日最初で最後のサアラさんアプが出来ました。おじさんがいるとやりづらいですわ。Turismo をひたすら探したのですが、見つかりませんでした。タクシーに乗ってからわかりましたが、プールのある場所にあるホテルの陰にあるようです。何にも表示がないのでわかりませんでした。ここら辺になると、おじさんのフォトテクニックがだいぶん上がってきました。相変わらずの日の丸写真ですが、構図が良くなってきました。言葉が通じなくてもなんとかなるもんですわ。
そして、次は seixal です。ここは先ほどのリアス式海岸に出来た天然の砂浜があります。綺麗ですが、空があいにくの色です。コバルトブルーならどれほど綺麗かと思います。もう一つ Sao Vicente に行くまでにIlheu das Ceroulas というが滝があります。車では滝から 1Km ほどの場所までしか近づけませんが、歩いて近くまでいけます。今回は、なんとなく時間が足りないような気がしたので歩きませんでした。実際は余裕で歩けたみたいですので残念です。行けば良かったなあ〜
次の町 Sao Vicente は海や海岸線も相変わらず綺麗わけですが、それよりも教会が有名なようです。教会の外に色々と飾り付けがありますが、これはクリスマスと正月のための電飾や飾り付けで、この時期は町のあちらこちらにあります。結構のんびりと片づけるんだなあと思いました。古い教会でしたが、内部を見ても正直ポルトガルの教会はほとんどが結構古く綺麗ですので、これが凄いと言われても他とあまり変わらないなあとしか思いません。でも、見飽きないのできちんと見ますわ。あと、この町の Turismo は変わっていました。最初マップを見て探してもないなあと思ってじっくり辺りを見回してみると、ありました。なんと、車が Turismo になっています。移動式 Turismo みたいですわ。
さて、ここから 5 分ほどで Gurtas( 洞窟 )です。洞窟自体は橋を渡って観光施設の奥にあります。日本のガイドブックには載っていませんので全く存在は知らなかったのですが、はじめに空港でマップをもらったときに知って実は一番行ってみたいところでした。洞窟ってなんか惹かれません?中で一人になると結構怖かったりしますが、それでも神秘的で好きですわ。さて、この洞窟ですが 15 分ごとにガイド付きで案内してくれます。説明はポルトガル語か英語かです。私がほとんど話せないというと、小学生に教えるぐらいの速度で話してくれたわけですが、聞き取れているけど単語が出てこないのでわからない私がいました。それで、ここの洞窟は凄い天井の低い場所に行きたければ行くことが出来ます。なんか川口弘って感じですが、本物です。底なし沼もサソリも蛇もタランチュラもいません。洞窟自体は 10 分もあれば終わるので小さな物です。最後はお姉さんに挨拶をして、チップを渡すなら渡せば終了です。
これでほとんどメインの見所は終わりですわ。その後は、山の谷間に村が見えるスポットへ連れて行ってくれますが、曇っているためあまり眺めが良いとも言えず、写真映えもしないので適当に流しました。途中、5,6 Km の長いトンネルがあります。これのおかげでえらい早くつきました、私は山道ばっかりだろうから帰るのも時間かかるんだろうなあと思ってちょっと急いでいたわけですが、取り越し苦労だったようです。
そして最後に Funchal を一望できる Pico dos Barcelos へ。花が綺麗に咲いておりましたが、いかんせん雨のため映えません。後ろは山ですが、かなり濃い雲です。そして、景色もどんよりどよどよって感じです。朝見た Cabo Girao を見ましたが、曇って見えませんでした。最後に折角ですからタクシーを撮っておきました。
あとは、Pensao まで送ってもらって終わりました。別れるときに、明日は?って聞かれましたので SANTANA にどうしても行きたかったので、聞いてみたら リストでは EUR69.00 でしたが EUR60.00 にまけてくれるとのことでしたから、頼むことにしました。えらいリッチな旅です。
部屋に帰って今日の片づけをした後、マディラ刺繍を見に行きました。なんか買いたいんだよね。せっかくマディラまで来たんだから、ちょっとばかり高級でも買っておかないとなあと思っていると EUR1000.00 ほどのに目が行ってしまいます。朝に緑の葉っぱ刺繍素晴らしすぎますわ。でも……高いなあ。どうしよう。そうそう、マディラ刺繍は贋物と見分けるためにホログラムシールのタグが着いているのですが、古い物は金属の圧着タグが着いています。ホログラムシールしか店頭に書かれていなかったので、堂々とこんな大きなまがい物が売られているのかと思いましたが、違いました。
夕食は一日目に行った店で、ポルトガルに来たらなんとしても Arroz de Mariscos を食べたいので 2 人以上でと言われてもごり押しして頼み、なんとか 9 割方食べました。ちゃんと、かにの爪が入っている正しい物でしたが、ムール貝は入っていませんでしたので少し残念。さすがに食べ過ぎてげぶげぶ言っているので、1 時間ぐらい徘徊してホテルに帰って就寝。
本日の気分:明日は一日中晴れてほしいなあ:Arroz de Mariscos,明日のラッキーアイテム:鱈
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2003 年 01 月
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