X ファイル真実を求めてはファンだけは必見。言われなくても見るだろうけど
2008/11/08
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言っていたとおり、新作映画のX-FILES I want to Believe を見に行ってきました。
どこに見に行こうかなあと迷っていたんだけど、レイトショーをやっていて且つ見に行きやすいところとなると、やはり車で行けるところだろうなあと思い、夜中に来るまで堺浜に有る MOVIX 堺まで行ってきました。前に HOMES に行くため堺浜には一度行きましたが、MOVIX に行くのは初めてでした。夜中なので、めちゃめちゃ飛ばせます。けど、特に走り回るような車が居ないのは、行き止まりで且つくるくる回る部分が無いからでしょうね。ただ、ここにカメラが仕掛けられたら確実に捕まるなあと思いながら、映画館に着きました。
さて、X ファイルですが、今回はモルダーが UFO を追うような話やら、黒幕が出てくるような話ではなくて、単なる刑事ドラマでした。とはいえ、モルダーもスカリーも FBI を退職していますので、感じとしては市原悦子と家政婦は見たシリーズや大分別府湯煙殺人事件って感じです。ただの民間人が、犯人を追い詰めます。ですから、全編共に二人は丸腰。せめて FBI に協力するんだから、銃ぐらい渡してもいいと思うんだけど。アメリカなんだし。ストーリーとしては、政府の黒幕を開いてではなくて、さっきも書いたけど単なる社会の暗部を書いた映画で、臓器密売組織を追い詰めるだけの話です。Mystery というよりは Terror 映画でした。
良かったのは、全てに初期の頃の X ファイルだったことで、X ファイルファンには必見の映画でした。ジョークやら、仕草やらが全て X ファイルらしく、笑うような部分も多々ありました。あとはスキナーも見られたことかな。スキナーは皆と同じだけ年を重ねたとは思えないぐらい、当時のままでかっこよいなあと思いましたよ。
残念な部分はたくさんあるけど、一番は上で書いた銃を持たないアクションしか無かったことですね。最後にスカリーが飛び込んでくるときも、まじで丸腰かよと思いました。あそこはスキナーが、お決まりの「私は見てない」と言いながら、スカリーに予備の銃を渡して突入するような格好良さがあっても良かったと思います。ただ単に棒きれを持って特攻って、日本の時代劇じゃ有るまいし、かなりあり得ない設定です。だいたい黒社会を運営して数十年も見つからなかった組織のくせに、守りが番犬1匹と傭兵一人ってのは、どうかと思いますよ。つじつまが合わなさすぎます。湯煙殺人事件で、一瞬にして犯人が、都心部から断崖絶壁に移動できるぐらい不自然です。
そしてやはりドゲットは出してほしかったなあ。まあ金銭的に難しかったんだろうけど、あの黒人刑事の変わりに出してくれても良かったのに。
タイトルに関して、I Want to Believe としてのは大げさかなあとも思います。この I Want to Believe は有名なポスターに書かれている言葉で、X-FILES 的にはものすごく重い意味を持ちます。確かに映画の中で一つのキーワードにはなっている物でしたが、X ファイルの主要なテーマである、妹を生きていることを信じているモルダーの気持ちはほとんど関係のないストーリーで、ビッグキーワードで集客をねらったとしか思えませんでした。これでは、折角のキーワードが色あせてしまいます。
他に唖然としたのは、一カ所 FBI エージェントが落ちて死ぬ場面の CG が 10 年ぐらい前のコメディ映画のような落ち方で、開いた口がふさがりませんでした。いくらなんでもあれはないでしょう。
とまあ、色々と愚痴は書きましたが、X-FILES ファンであれば見ておいて損はないです。ただ、ファン以外には何度も書いていますけど TV ドラマレベルですから、見ても面白くないし、アクション的に活躍もしないので、爽快感もありません。なので、お勧めは致しません。ファンとしては色眼鏡をかけて 70 点、ファン以外には 40 点かな。スペシャルドラマならまあありな感じで。
最後に、エンドロールはきちんと見ましょう。
本日の気分:X ファイル真実を求めてはファンだけは必見。言われなくても見るだろうけど:0 時間( 計 0 時間 )
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