御神酒
2003/02/26
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本日は阿蘇の旅です。なにか私を恨んでいるのか、本日も雨です。折角最後の九州旅行に行こうと思っているのにめっちゃうっといです。阿蘇へはやまなみハイウェイを通り抜けてすぐなのですが、何度も前を通りながら一度も行ったことがありませんでしたので楽しみです。
さてやまなみハイウェイですが先日と違い氷もなくすいすいぐんぐん走ることが出来ました。阿蘇までだいたい 80 分ぐらいです。ただここから熊本市内に抜ける R212 がかなり混んでおり、トイレも行きたいしおなかも空いたのでファミリーマートに行って阿蘇牛乳クリームパンを購入。九州限定だそうです。阿蘇限定と思ったけど、敷島だったのでそれはさすがに無いですね。
おなかもいっぱいになったところで阿蘇山頂へ向けて出発。阿蘇山頂へは阿蘇駅のところで右折して何もない山頂への道を駆け上がります。途中観光バスや遅い車をどんどん追い越していくと、濃霧が私を襲いました。全く前が見えませんので、時速を一気に落とし 20km/h ほどでとろとろ徐行すると、カルデラ地帯が見えてきましたので、ここが山頂だと思い車を止め置かれていた地図を見るとまだまだ先にあるようです。どうやらここはカルデラ平原みたいで、昔の火口後みたいですね。阿蘇山頂はそこから 3Km ほど先にありました。麓から山頂へは、てっきり火口まではロープウェイもしくは歩きで無いと行けないと思っていたのですが、横から車で行けるようです。軽自動車だと 320 円。ロープウェイだと片道で 400 円もしますので絶対に車の方がお得です。でまあ、私は山頂麓に車を置いてロープウェイで上り、下りは歩いて下りるという選択をしました。山頂の麓には阿蘇山上神社がありますが、噴火のせいか何かわかりませんが寂れております。それに、車で山頂まで登る人には絶対に気づかない場所にありますので、寂しいです。阿蘇といえば活火山ですから「噴火口近くは硫化硫黄が大量に発生しておりぜんそく持ちの方などは近づけかないように」とアナウンスがテープで繰り返し流されておりますが、山頂の麓でも十分に臭います。多分私が別府在住ではなくて、大阪在住だとかなり臭いと感じると思われます。
時間になりましたのでロープウェイに乗り山頂へ。ロープウェイの中は 90% 以上が外国人のようです。もしかしたら私だけが日本人かも知れません。それだと日本人率 4%。ほとんどの日本人は車で山頂まで行くようですね。観光バスは麓で止められるようです。
ロープウェイを下りると一層霧が濃いです。ロープウェイの建物を出ると早速目に飛び込んできたのが「待避壕」(さあらさん)。もしも噴火したらここに飛び込む必要があります。が、よく考えると噴射物から身を守れても、硫化硫黄で大気が満たされるので確実に酸欠になって今流行の「七輪自殺」が出来るような気がします。 さて普通の方ならここから火口をこのように見たら満足するのでしょうが私はこんなつまみ食い観光は大嫌いですので、砂千里ヶ浜までずっと歩いていきます。この間の遊歩道は尾瀬のように板敷きの道路が敷かれており下には一面火山灰が降り積もっております。1Km も歩くと人気のない場所へと一転し、草や岩のこんな風景は、恐山のような感じです。霧なので特にそう感じたのかも知れません。ここからは反対側の火口口へ抜けることが出来るのですが、ミニピッケルやトレッキングシューズの装備が全くなかったためやめました。岩だらけですので非常に危険です。
引き返した場所からは、噴火口の反対側の山に登ることが出来ます。後で気づいたのですが、本来はここは入れないように成っているようですが、後ろから回るとロープも有りませんので問題なく入られます。ここは 20m ほどの山になっており、下が全て火山灰のため鳥取砂丘より歩きづらく横に横に蛇行しながらでないと登れません。上り終わると、噴火口ですので反対側にすり鉢状の崖になっており、気を抜けば真っ逆さまの状態です。この場所からは撮った写真は先ほどの火口写真の正反対になっているのがおわかりになると思います。さて、ここでさあらさんアプと自分を撮影したのですが、かなりビビりながらの撮影になりました。本当に一歩踏み外せば底です。火口監視事務所から警告を受けないうちにとっとと下りました。怖いけど心地のよい感じでした。
帰りは歩いて火口梺まで。梺のレストランは 4 件中 2 件つぶれており、ここにも不況の足音がすでに通り過ぎた後のようです。この後は、草平野まで戻りカルデラ観賞をしました。ここでポイントは車をちょっと行き過ぎた先と言っても 100m ほどですが、展望台に留めれば駐車料金はかかりません。先ほどの火口梺はお金がいらないのに、草平野は取られますので絶対にこっちをおすすめ致します。カルデラまで来るとかなり天候も回復しており、散策にはもってこいの感じになりました。さあらさんもそれなりに映えるようになりました。カルデラを一周した後は、売店へ行ってお土産を購入。阿蘇限定の「柿羊羹」が絶品。製造元はきちんと「阿蘇郡」でした。間違っても「阿蘇へ行って来ましたクッキー」なんて買ってはなりません。あれを買うぐらいなら、鳩サブレでも買う方が美味しくて安くてよろしいです。
さて帰り道はもうどこにも行くところは無くなったので、阿蘇神社へ行きました。ここで騙されました。阿蘇神社には阿蘇神社の無料駐車場があります。しかし、阿蘇神社へはこちらの矢印の方向には「町内会の有料駐車場」があり、阿蘇方面から来るとこっちが大きく目に付きますので有料に入れてしまいました。無料ってなんしか入れてから気づいたのですが、細い道を入っていかなきゃならないんですわ。100 円損しました。肝心の阿蘇神社ですが九州の三大神社かなんかで、火山灰で濾した御神酒や縁結びの神様だそうなので、共に買って帰りました。もちろん後者はお守りですけどね。
帰りは普通に帰って別府でも良かったのですが、折角ですから色々と言ってみたいので筋湯温泉へ。ここは大きなうたせ湯が有るところで、湯温もかなり高いです。そのため、打たれると刺激と温度でかなり熱く、のぼせそうになります。毎日柴石の熱い湯に入っている私が言うのですから、間違い有りません。非常に気持ちの良い温泉なのですが、残念なことに湯の蛇口がありません。そのため体を洗うのは湯船の水になります。温泉地大分なら普通なのですが、 300 円も取る温泉なので湯の蛇口ぐらいは用意してもらいたいものです。
帰りは大雨でしたが、前に糞遅いクラウンがいたので湯布院から別府まで思いっきり煽りながら帰還。
本日の写真はデジカメのメモリが無いため、荒いものとなってしまいました。残念。早くカメラのキタムラから値引きの DM 来ないかなぁ〜
本日の気分:2 ヶ月前の出来事覚えていたねえ,春野菜のスパゲッティ,明日のラッキーアイテム:御神酒
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2003 年 02 月
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