虹
2004/10/05
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今日は MRI 検査です。雨が降っていたので傘を持っていったんだけど、途中で自転車に当たられて傘の骨が一本曲がってぶっ殺してやろうかと思いました。
指定時間に受付に行くと、MRI と書かれた部屋に通され、そこにある着替えようのスペースへ。着替えの服を渡され、パンツ以外全て脱いで着替えました。そして荷物はロッカーの中へ。ロッカーには鍵がありました。
時間になると、前の人がちょうどのタイミングで出てきて、私の名前が呼ばれました。呼ばれた部屋には、テレビで見るような MRI の機械が置かれており、そこへ通されました。この検査は基本的に寝たまま全て出来る検査なので患者は楽……なはずなんですけどね。
とりあえず検査台に乗り、磁気共鳴造影の場所には専用の鉛かなにか入ったケースで囲まれた中に。すなわち、今日撮影する右手だけはその入れ物( 血圧計のような感じ )に入れました。で、逆の手には緊急用のブザーを渡され、体を動かないようにするため、がっちりバンドで固定されます。うーん、楽とは言え、圧迫感はあります。で、おもむろに「音楽流しますね〜」とヘッドホンがされ、流れてきた曲は「♪あーーおいさんみゃく〜」ってなんでやねん。笑い転げそうになって、音楽いらんってどれほど思いましたが、固定されておりヘッドホンが外せません。地獄です。私の MRI の想い出は青い山脈かと思うと、悲しくなります。で、そのまま検査台は検査装置の中へ。この検査装置、かなり狭い。私はそんなに大きな体ではありませんが、それでも手のところに器具を置いている関係で、つっかえそうになりました。閉所恐怖症の人は撮れませんってのは納得します。目の前に壁があり、ものすごい圧迫感です。ついでにヘッドホンからは青い山脈で、気が狂いそうになって笑いがへらへら出てきてしまいました。でも、先生が裏に回ったとき音楽がとまりました。で、90 年代前半ぐらいと思える女性ボーカルのポップスが流れてきました。かなり私の好みの曲で、歌手がわからなかったのですが聞きたくなりました。青い山脈から変わった安堵感で狂ったわけではなくて、私のツボにはまる曲でした。誰かなぁ、全然わかりません。それがすごい心残りなので、次に行ったときに是非とも聞いてみたいと思います。メールでも出しておこうかなあ。
さてやっと検査です。ぐいーんぐいーんぐいーん、かしゃっかしゃっ、と機械の回るような音と、シャッターを切る音が聞こえます。それが 2,3 回続いたところで、先生が部屋から出てきて、「なんだ結構簡単で、短いやん」とおもいました。しかし実際は違いまして、うまく撮れなかったそうです。そして地獄が始まりました。
私は手を垂直に挙げた状態で固定されました。機械には手だけが入るような形になります。普通に考えてみてくださいませ。手を頭の上に上げたまま 30 分我慢するということを。拷問に近い行為です。でも最初の 10 分ぐらいは行けるかなと思いました。それは力が入っており、まだまっすぐ伸びたからです。でも力が無くなってくると手が曲がります。そうすると、本当の地獄の始まりです。手が先ほど書いたように血圧計のような器具の端にあたり、血管が圧迫されていきます。すると、あっという間に手の先から感覚が無くなっていき、猛烈な痛みが走ります。それはもう痛いです。痛いので動かしたいですが、固定されているのでそれも出来ない上に、しびれて全く感覚がありません。発狂しそうです。その中で、先ほどのぐいーんぐいーんぐいーん、かしゃかしゃ。の後に「ビーーーー、ガーーーーー、ドオオオオオオ、ブーーーン(3分ぐらい)」の繰り返しを 4 曲ですから 16 〜 20 分ほど耐えました。おそらくビーーーーとかは共鳴させているのだと思います。最後、この共鳴で終わらなければブザーを押そうと思った瞬間、先生が出てきてなんとか耐えきる事が出来ました。終わった後、手を抜いてくださいと言われましたが、全く動かせませんでして、左手で右手を持ち上げてなんとか体の前に持ってきました。その時、手首は考えづらい方向に曲がっていました。関節は狂っていないので稼働可能な範囲ではありますが、全てが「だらーーーっ」となっておりました。そんな事でしたので、歌手名を聞こうと思っていたのですがすっかり忘れておりました。
部屋から出て、ロッカールームで負けたボクサーのようにだらっとうなだれ、手を極力下に延ばして、血を巡らせているとなんとか感覚が戻ってきました。3 分ぐらいは本当に動かせんでしたわ。しんどかった。本当に。
MRI 診断料は 4 枚だけの撮影で 5780 円( 3 割負担)。高すぎ。
夕方、整骨院へ。仕事をしていないので、手の調子は少しマシなのだそうですが、肩こりが酷いそうです。体動かせということでした。
夜、整骨院の先生と話があったので、行く。少し時間が遅れたので、家から整骨院まで( 1.5Km ぐらい )を走っていったら死にそうになりました。長い間走り込んでいないからなあ。で、整骨院の事務所で、飲みながらお話。スーパードライ、黒えびす、ギネスと飲んで解散。3 時間ほど話しておりました。
家に帰って、風呂に行くと運悪く遅くまで開いている風呂屋さんは定休日。二日連続、家の土間。少し悲しい。
それから整骨院の先生に頼まれた仕事があったので、ささっと終わらせて持っていくと、急いでいたらしくえらい喜ばれて、第二ラウンド。モルツを 5 本。05:30 まで飲んでおりました。よくわかりませんが、気が合うんですわ。精神診療士?かなも持っている方ですので、色々話しても大丈夫ですしいい先生です。
本日の気分:一日が長かった:0 時間( 計 0 時間 ),明日のラッキーアイテム:虹
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2004 年 10 月
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