阪神タイガース
2003/09/15
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更新したよ
御茶御茶五周年!!!
いやあ早いもので御茶御茶そふとも五周年。信じられないぐらいの速度で進歩していき、今や LAN カードなんてゴミのよう。モデムなんて見ない時代になってしまいました。五周年だからなにかしようとも思いましたけど、四周年のプレゼントをまだしんぷるさんにあげていないのを思い出したので、きっとやっても渡さずじまいで終わりますのでやめておきましょう〜。そんなわけで、なんかくれ。
疲れが溜まっているのか昼間で寝ていました。全員が起きたのを確認して、今日の朝食は昨日多数決で負けたラーメンに。なんでも「花京」ってのが有名らしく潤さん以外は「あっさり醤油」、潤さん一人が「こってり豚骨」を食べました。私個人的には、豚骨は苦手でした。みんなは豚骨の方が美味しいって言っていましたけど、肉の臭いがどうしようもなくって感じです。醤油はあっさりと美味しかったです。ラーメンは余り食べませんが、胸焼けの無いラーメンってのが美味しいラーメンだと思います。そんなわけで胸焼けをしませんので美味しいラーメンでしょう。セットの餃子も美味しかったですわ。B セット 750 円。
携帯でスコアーを確認すると 2 対 1 で阪神が負けているので今日も優勝がないだろうと思い、京阪モールの中にある無印良品へ。潤さん達がトムヤムクンの素が美味しいと言うことで来たのですが、私は残念ながら苦手なので買いませんでした。無印良品一番の売り上げであるジュースはジャスミンティだそうなので、購入してみました。あとは、モカモナカアイスを購入。無印のジャスミンティはそれなりに美味しいけど、伊藤園のと違って後味に香料か化学調味料が残りますのでよろしくありません。やっぱ美味しいジャスミンティは伊藤園だけだねえ。一番今までで不味かったのはキリン。あそこのお茶は生茶以外全部嫌い。生茶もちょっと臭いんだけどねえ。モカモナカアイスは美味しかったです。みんなで分けました。
そしてここ 2 日涼しいとはいえ、さすがに用意を全くせずに合宿モードになっていたため臭うので衣料を買いにダイエーへ。ここのテレビで阪神戦を確認するも依然 2 対 1 。敗色モード濃厚ですが、今日優勝しないとみんなで祝えないので必死に応援するために合宿所へ移動。
テレビを付けると 7 回裏阪神の攻撃でした。トントン拍子で広島のピッチャーにアウトを取られ全員気力ダウン。しかし 8 回裏片岡がやってくれました。見事にバックスクリーン横へのホームラン。この瞬間みんなの心は一つになりました。「これはいけるかも知れない」。ここで潤さんが「みんな大阪人やなあ、わかりやすい」と全くそのとおりです。阪神の攻撃中は勝った気になるし、相手の攻撃中は負けた気になります。そうでなければ阪神ファンはやってられません。実際、9 回表に安藤が 1,3 塁のランナーを背負ったときは、これは負けかもって言っていましたからね。でも 9 回裏が来たらもう気持ちはさよならです。完全に気持ちは一つになりました。「さよなら」しかありません。さよならさよなら、「星野監督が赤星と話している。これはスクイズか」とか、「阪神は満塁になると点取られへんよ」とかの雑念なんて必要有りませんでした。ピッチャーが投げた瞬間、時間が止まりました。部屋が揺れました。物が飛び交いました。怒濤のごとく、まるで甲子園球場にいるかのような騒ぎでした。みんなもうすぐに来るもう一つの最高の喜びを残す余裕もないほど、喜びました。抱き合って泣きました。すごい場が一つになりました。ついに M1 。そして携帯で確認すると、ヤクルトは 4 点差で負けている。私たちは夢心地の中、いつの間にか靴を履いて合宿所を後にしていました。
駅に行く間、現実とはなかなか思えないぐらい胸が高鳴り、ショタからの電話も異常なハイテンションでお互いが会話して、まともな会話が出来ませんでしたが、今の状況に言葉は必要有りませんでした。もう気持ちさえ伝えられればいい!
19 時 10 分程前に心斎橋駅に到着。周りには法被を着た人が集まっていました。道頓堀への道中、太鼓などをもった人たちと六甲卸を歌いながら移動しました。みんなが盛り上がっていました。お店の店員はそれぞれでした。心配そうに見つめる人たち、優勝セールの用意をする人たち、優勝で集まった人たちを目当てに商品を売ろうと準備する人たち、それぞれが阪神優勝というキーワードを中心に動いていました。えびす橋に着くと、警察官がえびす橋を包囲していましたが、ワールドカップのような封鎖ではなく一応立っているだけで、すでに諦めモードが入っており、進入を拒むことはしませんでした。私たちはその時を待つために、えびす橋の中心に移動しました。本当に橋の中心当たりの端にいたので、16 日の朝刊の空撮写真に載っていました。とはいえ、針の穴の大きさなので顔は確認出来ませんが服の色でわかりました。AM ラジオを競馬中継のおじさんのごとく片手に持ちながら、しばし雰囲気を撮影。M1 のスーパードライを見られた人はどれだけいるのでしょうか?
あと 2 回、あと 1 回と時間は刻々と迫ってきます。ラジオからは「このラジオを聞かれている道頓堀の皆さん、是非とも飛び込まないでください」というお願いなどもむなしく、早漏の人たちは優勝の決まる前からダイブしています。早漏はいけません。今年は第一戦目から 6 点差を同点に追いつかれたのを忘れましたか?というか、そのころの試合を飛び込んだ方は見られていましたか?にわかファンはいけません。たとえ何点差でもマジックが 0 になるまで安心は出来ません。しかし、さすがの私も 9 回 2 アウトの時点になると胸が躍り、周りの雑踏もありラジオの音を最大にしても全く聞こえなくなりました。そして、ついにその瞬間が!!!あまりの喜びように写真を撮るのも忘れていました。橋からは次々に落ちていきます。上では異常な盛り上がりで、至る所で六甲卸の大合唱が行われていました。そして、その時一人の女性が何を思ったか雰囲気で「私も飛び込もうかな?」と発したその瞬間、周りからは「飛び込め!」「飛び込むって」「おい、女が飛び込むぞ!」「おんなだ、女!」とすごい盛り上がり起こり、女性は飛び込むしかなくなりました。で、その女性の名前が荒木とわかると、「荒木」の大合唱。女性はジーパンのまま沈んでいきました。ここで決まりました、これからは内輪で道頓堀ダイブの事を「荒木」と呼び、ダイブするは「荒木しようぜ」と。荒木なら商標を取られることもないので安心です。
優勝と同時に橋の上は警察もどうしようもないぐらいえらいことになり、一瞬命の危険が生じたので一端避難。安全な場所からM0 のスーパードライと字幕が変わった蔦谷を撮影。この日の蔦谷は他にも「今日はTSUTAYAもたっぷり泣きます。」と「感動をありがとう。TSUTAYA」の 3 バージョンがありました。
心斎橋筋商店街に待避し、記念撮影ホーダイ。エクセルシオールカフェが前で臨時に生ビールを販売していたので、みんなで飲みまくる。一杯 300 円。キリン一番搾りでした。全員に 2 杯おごりましたわ。最高のビールでした。勝利の美酒って私たちがやっていた訳じゃないけど、今年コミケで飲めなかった分、その 100 倍美味しいビールを味わいました。最高です。店の前で座っていましたが、街が踊っていました。店の中では優勝セールの準備で忙しそうに店員さんが働いていました。で、警察は橋に全く無関心だなあと思っていたら、橋の周りは危険と感じたのか一本手前の道路で封鎖していました。そのため、北側から進入は不可能で一端道頓堀筋まで戻らないとダメだったみたいです。あと、御堂筋もかなりの部分で封鎖されていて、2 車線しか使えなかったようです。
一時間ぐらい話して落ち着いたかな?というところで、えびす橋へ戻り、ワールドカップの時に覚えた河の護岸へ移動。荒木を見たいなら、この場所からが一番いいです。橋の上からでは、橋の端に来ると飛び込まされるし、中にいると何をやっているかわかりませんので、おすすめ致しません。えびす橋は亡者の宴って感じでした。ワールドカップより時間も遅いためか、お酒も入っている人が多くすごい状況でした。橋の端に居た女の子達はチャイナ服なんて着ているもんなら、容赦なく飛ばなければならない状況にされ、普通の服の女の子は服をはぎ取られていました。男どもは、全裸でした。すでにエロいとかを通り越して、文化になっています。エロさは私の中で消えてしまい、感動すら覚えるようになりました。
一通りダイブも満足したので 22 時頃から宗右衛門町を通って道頓堀西交番あたりまで移動。ポン引きも紹介所もみんな阪神一色。すごいにぎわい。バブルの頃は知らないけれど、一緒にいる kako さん達曰く、こんな感じだったそうな。すごい楽しい、街にいるだけで元気が出る感じです。交番では裸でダイブして捕まった人たちが次々に連行されてきて面白かった。捕まえるのは知っていたけど、こんなに堂々と連れてくるとは大笑いです。この交番は外からも取り調べ場所( 人数が多いので普通に応対する机 ) が丸見えなので、飛び込むときの数千倍視姦されて恥ずかしいこと間違い無しです。道頓堀の千房ではエビスビールの生が 200 円だったのでどんな大きさかなあと思ったら、小さい紙コップでした。店員さん曰く「これでもぎりぎりの商売やで」って言っていましたが、私的にはこんな日なんだから商売捨てて、投げ売るぐらいが大阪商人だと思いますわ。法善寺横町によって法善寺の不動明王に優勝報告。別にしてほしくないかも知れないけど、させて頂きました。周りは盛り上がっているのに、この空間だけは異常に厳かな空気が流れていました。
しかし本当にすごかったです。おなかも空いたので店を探していたのですが、高いので人が寄りつきにくい法善寺横町界隈でもどこも満員。ショットバーまで満員。道頓堀なんてもってのほか、周りの話を聞いていると長堀通りまでの店もほとんど満員。そして、私たちが絶対に空いているだろうと踏んで移動した、千日前筋や南海通り、千日前通の南側えびす橋筋なども全滅。そりゃもうどこも大盛況大盛況、すごい。私の知っている全盛期の東通り商店街なんて相手にならないぐらいの人、人、人。仕方ないのでポン橋まで移動して、色々と歴史の刻まれている魚民へ。今日はワインを持ってきていません。しかしここでも人が押し寄せたのか、かなりのメニューが売り切れになっていました。魚民では 26 時ぐらいまで飲んでいました。
魚民を出て近くのローソンへ行って、ハーゲンダッシの新作カスタードプディングを購入して食べながら道頓堀へ。カスタードプディングですが、かなり美味しいです。しつこくなく甘すぎず、最近変な限定商品を連発していたハーゲンダッシが本気を出して作ったような感じです。是非とも食べてみてください。
道頓堀に戻ると、機動隊が出ていました。が、特に強行阻止するわけでもなく事態を見守って警告しているだけという感じでした。すなわち、私たちが居る間に動くことはありませんでした。にしても、陣提灯が怖いですね。そしてかに道楽にみんな上っていました。かに道楽の上で応援していました。私たちも応援しまくりました。各選手のヒッティングマーチを何回歌ったかわかりません。一番多かったのはアリアスでした。わかりやすいからでしょう。
午前 4 時の御堂筋ですが、相変わらず警察官がたくさん居ました。さすがに道路封鎖は解かれていましたが、信号と連動して警察官の壁が出来ていました。この信号だけで 20 人ぐらい配置されていました。その時間の御堂筋沿いの金龍です。仕事前日とは思えない盛況ぶりです。満員でした。良いミナミを生きています。信号が変わるとここはまさに世紀末〜って感じで、そういう感じの方達が一杯車やバイクでぐるぐるされていました。普通の車も六甲おろしを鳴らしたり箱乗りしたりですごい状況でした。警察は写真を撮るぐらいで、特に動きませんでした。あとで勝負を付けるようです。そんな感じで徹夜をした皆さんは、始発が動き出すと同時に少しずつ減っていき、私たちも帰路へつきました。
実は今年は一切阪神の話題を伏せていました。ついに解禁出来ました。ありがとうありがとう本当にありがとう〜って感じですわ。
本日の気分:最高以外には言えませんね:0 時間( 計 6 時間 ),明日のラッキーアイテム:阪神タイガース
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2003 年 09 月
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